こんにちは 永希(とき)です。
6月27日(火)21:00~日テレ系で『ザ!世界仰天ニュース』で食中毒特集が放送されます。
とっても身近な問題で、危険と隣り合わせの食中毒です。
ちょっとした知識があるだけで回避できることがあります。
テレビ放送前ですが、どんな食中毒があるのか?原因と予防方法など先に調べてみました。
放送された後、追記していこうと思っています。
仰天ニュースで食中毒特集!小麦粉水筒カレーが危ない?
『知らなかった…身近な食べ物に潜む恐ろしい危険2時間スペシャル』です。
昔は、梅雨時期から夏にかけて気候が蒸し暑くなってきた頃に食中毒に注意と言われていました。
私は母から、「梅雨時期にお寿司食べちゃダメ」って育ちました。
今は、冷蔵技術などの保存技術が進んでいるので、昔ほどは言われなくなったかなと思います。
でも、それだからこそ危険と隣合わせなのかもしれませんね。
ひとつひとつ調べてみましょう。
お好み焼き粉に潜んでいた生物とは?
今回調べてみて小麦粉って意外に危ないことがわかりました(^^;
小麦粉を好むのはダニ?
番組で取り上げているのはダニだと思います。
ダニは小麦粉に潜みやすい条件があります。
でんぷんやタンパク質、旨み成分等を含むお好み焼き粉やホットケーキミックスはダニの格好の餌です。
ダニは潜る場所を好むので、小麦粉は条件ピッタリです(^^;
温度は25~30℃、湿度は60~80%を好みます。
梅雨時期から夏にかけての季節や、適度な温度と湿度のある台所は、ダニが発生しやすいのです。
知らずに食べてしまったら?
そして、知らずに食べてしまった場合、ダニアレルギー反応が起こることがあります。
症状は、皮膚症状(全身の 紅斑 こうはん 、じんましん、かゆみ)、呼吸困難が主です。
また、意識低下、ショックなどの全身的なアナフィラキシーが生じる場合もあります。
摂取した直後から1時間以内に発症しているケースがほとんどです。
ダニアレルゲンの予防について
ダニアレルゲンは熱に強く、加熱調理をしても防ぐことはできません。
私達は、加熱すれば大丈夫!って思いがちですがそうとも言えないので注意が必要です。
ダニは、体長が0.3~0.5ミリメートルと非常に小さいです。
開封した袋や密閉容器でも、わずかな隙間さえあれば侵入することができます。
開封後はなるべく早めに使い切るようにしましょう。
子どもたちが倒れた謎のドリンクは?
2008年2月都内で児童6人が、粉末を水で溶かすタイプのスポーツドリンクを水筒にいれて飲んだところ、頭痛や吐き気を訴えました。
保健所の調べでは飲み物から高濃度の銅が検出されました。
原因は、酸性飲料による水筒の内部の破損です。
通常では飲み物が直接触れない保温構造部分から銅が溶けだしたとのことです。
酸性飲料とはどんな飲み物?
主に炭酸飲料や乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料です。
飲み物に含まれる酸性の物質には、炭酸、乳酸、ビタミンC、クエン酸(柑橘類などの果物に多く含まれます)があり、酸性度が高くなります。
金属製容器による食中毒の症状は?
金属製容器が酸性の食品に接触すると金属が溶け出すことがあります。
容器や調理器具に傷が付いていたり、酸性飲料を長時間保管するなどの誤った方法で使用したりすると、金属成分が食品や飲み物中に過剰に溶け出します。
銅は多量に摂取すると中毒を起こす可能性があります。
予防方法は?
・容器の内部にサビや傷がないか、よく確認
・容器は、定期的に新しいものに交換
・酸性度の高い飲み物や食べ物を金属製の容器に長時間保管しない
思わぬ事故になってしまいますので、スポーツドリンクはペットボトルに入れるのが安心ですね。
[ad#]命を脅かしたインスタントソース
2017年3月17日東京都世田谷区の私立幼稚園でカレーライスが原因の食中毒があり、話題になりました。
昔は、カレーやシチューなどの煮物はひと晩寝かせたら美味しいと言われていました。
でも、最近は常温でひと晩置いておくと食中毒の危険があります。
それは、ウェルシュ菌が原因です。
ウェルシュ菌とは?
人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、酸素を嫌う菌です。
熱に強いため、高温でも死滅せず、生き残ります。
食品を大釜などで大量に加熱調理すると、他の細菌が死滅してもウェルシュ菌は生き残ります。
大釜の食品の中心部は酸素の無い状態になり、ウェルシュ菌にとって好ましい状態になります。
食品の温度が発育に適した温度まで下がると急速に増殖を始めます。
ですから、ちょうどひと晩寝かせる状態は、とっても危ないですよね。
ウェルシュ菌食中毒発生原因は?
家庭での発生は意外に少ないです。
肉類、魚介類、野菜を使用した煮込み料理に多いと言われています。
カレー、シチュー、スープ、麺つゆなどですね。
発生原因は、飲食店、仕出し屋、旅館、学校などの集団給食施設で、食べる日の前日に大量に加熱調理され、大きな器のまま室温で冷ましていた事例が多くあります。
ウェルシュ菌食中毒の症状は?
潜伏時間は約6~18時間です。
腹痛、下痢が主で、特に下腹部がはることが多く、症状としては軽いと言われています。
ウェルシュ菌食中毒の予防法は?
加熱調理したものはなるべく早く食べて、ひと晩寝かせるのは止めましょう。
一度に大量の食品を加熱調理したときは、ジワジワと温度が下がる状態は菌が増えます。
早いうちに小分けして、急激に冷却することで菌の増殖を防ぐことができます。
食中毒は、3つあげた以外にもまだまだあります。
焼肉屋で提供された、ユッケで食中毒が起こったことは、まだ記憶にあります。
ユッケや焼肉が原因の腸管出血性大腸菌のO157やO111が危険です。
重症になると死に至る危険な食中毒なので、生モノは注意が必要ですよね。