オウム病(人獣共通感染症)はどんな病気?症状や潜伏期間は?予防法も








こんにちは、永希(とき)です。

最近、インコやオウム、ふくろうなど鳥が人気ですね。

ペットブームなので推定約300万世帯が鳥を飼育しているそうです。

インコが言葉を発するのがかわいいですし、ふくろうは見るだけで癒されます。

でも、犬や猫でもそうですが、動物に接する時は、感染症に気を付けないとダメですね。

最近、「オウム病」という聞きなれない病気で妊婦が亡くなったというニュースを見ました。

ちょっとこれは大変なことで、ビックリ!

どういう病気なのか調べてみました。

オウム病に感染した妊婦の死亡は国内初というニュース

「オウム」病は、数年に1度あたりに死亡例が報告されるのだとか。

高齢者や子供など免疫力が弱い人が感染しやすいようです。

厚労省によると、毎年数十人ほどの感染報告があるという。
今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。
意識障害などがみられ、その後死亡した。
妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告した。
出典:YAHOO!JAPANニュース https://headlines.yahoo.co.jp

風邪と間違えやすい症状なので、重症化させないようにしないといけないですね。

オウム病とはどういう病気?感染原因は?

オウム病って普通に生活していると聞きなれない病気です。

いったいどんな病気でしょうか。

オウム病の病原体は?

オウム病は「オウム病クラミジア」という人獣共通感染症になります。

クラミジアは細菌の一種で、感染者の細胞に寄生して増殖します。

クラミジアって耳にすることがよくあります。

肺炎クラミジア、オウム病クラミジアや性感染症のクラミジア。

どれも感染すると症状が重くなるので、やっかいな病気ですね。

オウム病の感染原因は?

感染源となるのは、オウム、インコ、カナリア、ハトなどの鳥類です。

問題のクラミジアは、鳥のフンの中にいます。

フンが乾燥して空中に浮遊しますが、この中に病原体がいるので吸い込むと感染します。

鳥がクラミジアを保有しているのは、自然なことなのでむやみに怖がる必要はないそうです。

全員が必ず、感染するわけではありません。

幼児や高齢者や体調不良など、免疫力が弱っていると気を付けないといけません。

気を付けることがもうひとつ、ペットの鳥と口移ししたりすると感染する可能性が上がります。

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オウム病の症状と予防法について

オウム病になったらどんな症状が出るのでしょう?

わかっていたらすぐに医療機関で対応できますよね。

オウム病の症状

感染してから症状が出るまでの潜伏期間は1~2週間です。

突然の発熱(38℃以上)で発症します。

症状としては、頭痛、倦怠感、筋肉痛や関節痛など。

インフルエンザに似た症状を発症します。

病院で診察してもらう時は、必ず鳥と接触したか、鳥を飼っていることを医師に伝えてください。

鳥の接触情報はとっても重要で、伝えないと、インフルエンザの治療をされます。

オウム病にはまったく効きませんから、重症化してしまう危険があります。

重症化すると、肺炎や呼吸困難、骨髄炎を起こして、死亡に至るケースもあります。

オウム病の治療は?

「オウム病クラミジア」に効く抗生物質を投与します。

個人差はありますが2週間ほどで症状は治まるそうです。

様子をみて、さらに2週間ということもあるかもしれません。

「オウム病」にならないように予防するには?

鳥と接する時に気を付けることを守れば十分予防できます。

・鳥に過剰に触れない。
・鳥に触ったら、必ず手を洗う。
・鳥かごの掃除はこまめにする

とにかく、フンには要注意です。

フンに触れたり、吸い込んだりしないように気をつけましょう。

鳥を飼育されているご家庭では、鳥の具合が悪い時はすぐに動物病院へ連れていきましょう。

人獣共通感染症なので、もちろん鳥も発症します。

適切に治療をすれば大丈夫ですから、日頃から様子をチェックすると良いですね。

全国で毎年約20件の患者が報告されているそうです。

国内では約200~300万世帯が鳥を飼育していますから、発症率は高くありません。

怖がる必要はまったくないので、まずはしっかり予防の知識を持つことですね!




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